一昔前に、生産がなくなる可能性もあったのが高徳。市場からは見た目の大きさや均一的な色合いを持つことが前提の評価が多く、高徳が持つ食味の良さ、品質の良さが伝わりづらかった。輪切りにして光を当てるとよくわかる高徳の蜜の量。全体に広がる様はまるで万華鏡。やや小ぶりで小玉だからこそいい食べ切りサイズ口に含んだ時に広がる高徳の特徴は、酸味を程よく感じさせながら置いてけ

諸説はいくつかあり、ジョンイング氏の名前、彼の出身地である故郷インディアナ州、そこから持ち込んだ種子。明治初期の頃に青森県弘前市で印度りんごが生まれたと言われています。現在では生産している農園も少ない印度りんごの系譜に連なる品種に「むつ」や「王林」があります。近年の研究して作られた、品種が持つ美味しさに、印度りんごは敵わないところはありますが甘みが強く、素朴で良

「ふじ」の自然交雑実生から選抜した品種である「あいかの香り」。当初は、漢字4文字(ここでは書きませんが)のお硬いイメージを持つネーミングだったらしいです。しかし、お硬いイメージを払拭するりんごの味をイメージしたようなどこか青春チックなネーミングに。甘酸っぱいんだけど、芳醇な甘さと香りで後味爽やかシャクっと硬めの果肉を噛むと口の中に溢れてくる果汁。糖度14%の甘さ

りんごをイメージする赤よりも黒っぽい色になったレッドゴールドは蜜入り、果肉の食感がよくなり食味が一味違うものになり、品種の印象がガラリと変わる。寒い年の方が出来が良い昨今の温暖化の影響を特に受けている品種とも言えるかもしれません(他の品種も少なからずですが)。暖かい年ですとどうしても美味しさの本領が発揮できないことから、地球温暖化の影響次第で今後生産終了の可能性も。

旭(日本読みではあさひ)。欧米ではマッキントッシュレッドで、Apple社のiMAC等パソコン製品のネーミングに。国内では食味の嗜好の変化、栽培技術、品種の改良により、生産量がとても少ない品種の1つに。欧米全体ではまだまだ主要品種でもある。過去の甘酸っぱいりんごの味わいを楽しめる現在、人気主流となっているりんごに比べると、どうしても酸味を感じる食味。ですが非常に寒

掛け合わせはふじ×紅玉(こうぎょく)。七飯町では10月下旬頃を目処に収穫が始まります。食味バランスは良好。その秘密は糖度と蜜ひめかみは硬さが中程度とやや硬め、そして酸味がありますけども、14%くらいの糖度と果肉に混ざった蜜で甘酸適和。名前の由来は、岩手県の生産地から見える姫神山。

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