りんご華宝(かほう)【食べごたえの塊である大玉品種】 青森県の株式会社原田種苗が「シナノスイート」の実生より選抜育成した品種。2016年に品種登録され、数多くあるりんご品種に加わった期待のルーキー。甘さに個性を持ちながらもサッパリとした後味と食感の良さ歯ざわり、シャクっと噛んで、甘みの個性を楽しみながら飲み込む。大きめのサイズ感と適度な硬さの食感が美味しさをブーストする。そんなりんごが華宝(かほう)。
りんごほおずり【酸味が美味しさを際立たせる】 ほおずりは他の品種よりも強い酸味があり、加工に向いた品種。しかし、酸味がしっかりあるりんごが好きな方からは生食としても好まれる。ケーキ、タルト、アップルパイ、ジュース、シードルなどの商品に実は口にしていたことも多いのがほおずり。生食自体は少数ながらも、加工された食品で多くの方が味わっていると言えます。まるみ園 宮田果樹園では、食事に合うジュースとして完熟させたほおず
りんご春明【2008年に品種登録された名前は、あおり21】 掛け合わせは、「ふじ」と「レイ8」。硬い食感の果肉と酸味が強い春明。晩生種でパッと見はふじにそっくり。しかし、見た目とは全く違う特徴を持っています。非常に高い貯蔵性。翌年5月~6月頃まで出荷が可能。3月以降まで貯蔵することで、糖度14~15%程度まで上昇。甘味、酸味、糖度、食感などのバランスが良くなり、収穫時期の11月では酸味の印象が強い春明の印象がガラリと変わ
りんご美丘【希少性の高い品種。元の品種名はさしゃ】 「ふじ」、「王林」、「世界一」の掛け合わせで生まれた美丘。直売所などでも並ぶ量が少な目で、日によっては当日の完売も早め。酸味が弱めなことから、より甘さを感じやすい味わい収穫してすぐの時期はどうもパッとしない味わい。しかし1月・2月を目処に貯蔵することで、糖度と香りが増し、ジューシーな真価を発揮。濃厚な甘さと「ふじ」と「王林」らしい食感も感じ取れるりんご。
りんごサンふじ【太陽の恵みであるサン(SUN)】 袋がけをしない栽培方法の無袋サンふじは、太陽光をたくさん浴びるため、蜜が濃く、糖度が高めに。袋がけをする栽培方法の有袋ふじは、秋に袋を取り太陽に当て着色することで鮮やかな色合いが特徴。無袋の「サンふじ」、有袋の「ふじ」で国内生産量トップ癖がない甘味、酸味、歯応えのバランスの良さを持っていて、国内生産量だけではなく、世界中で最も生産されているりんごの品種でもあり、
りんご高徳【圧巻の蜜の万華鏡】 一昔前に、生産がなくなる可能性もあったのが高徳。市場からは見た目の大きさや均一的な色合いを持つことが前提の評価が多く、高徳が持つ食味の良さ、品質の良さが伝わりづらかった。輪切りにして光を当てるとよくわかる高徳の蜜の量。全体に広がる様はまるで万華鏡。やや小ぶりで小玉だからこそいい食べ切りサイズ口に含んだ時に広がる高徳の特徴は、酸味を程よく感じさせながら置いてけ
りんご印度【弘前で生まれた日本最初のりんご品種】 諸説はいくつかあり、ジョンイング氏の名前、彼の出身地である故郷インディアナ州、そこから持ち込んだ種子。明治初期の頃に青森県弘前市で印度りんごが生まれたと言われています。現在では生産している農園も少ない印度りんごの系譜に連なる品種に「むつ」や「王林」があります。近年の研究して作られた、品種が持つ美味しさに、印度りんごは敵わないところはありますが甘みが強く、素朴で良
りんごあいかの香り【娘さんへの愛情】 「ふじ」の自然交雑実生から選抜した品種である「あいかの香り」。当初は、漢字4文字(ここでは書きませんが)のお硬いイメージを持つネーミングだったらしいです。しかし、お硬いイメージを払拭するりんごの味をイメージしたようなどこか青春チックなネーミングに。甘酸っぱいんだけど、芳醇な甘さと香りで後味爽やかシャクっと硬めの果肉を噛むと口の中に溢れてくる果汁。糖度14%の甘さ
りんごレッドゴールド【赤ではなく黒っぽい】 りんごをイメージする赤よりも黒っぽい色になったレッドゴールドは蜜入り、果肉の食感がよくなり食味が一味違うものになり、品種の印象がガラリと変わる。寒い年の方が出来が良い昨今の温暖化の影響を特に受けている品種とも言えるかもしれません(他の品種も少なからずですが)。暖かい年ですとどうしても美味しさの本領が発揮できないことから、地球温暖化の影響次第で今後生産終了の可能性も。
りんご旭(マッキントッシュ)【Apple社のMACの由来でもある欧米輸入品種】 旭(日本読みではあさひ)。欧米ではマッキントッシュレッドで、Apple社のiMAC等パソコン製品のネーミングに。国内では食味の嗜好の変化、栽培技術、品種の改良により、生産量がとても少ない品種の1つに。欧米全体ではまだまだ主要品種でもある。過去の甘酸っぱいりんごの味わいを楽しめる現在、人気主流となっているりんごに比べると、どうしても酸味を感じる食味。ですが非常に寒